岡崎市 平屋の古民家瓦屋根の雨漏り修理、シックイの詰め増し費用を紹介
2024.10.05
雨漏り修理を行った古民家瓦屋根 築５０年を超える古民家で、庇部分からの雨漏りにお困りでした。あまり費用をかけずに直したいとのご要望でしたので、瓦のズレ直しとシックイの詰め増しの工事をさせていただきました。◆瓦のずれ直しの様子◆ 瓦と外壁との接合部分の瓦もズレていて、大きな隙間を作…
岡崎市にて老朽化した一軒家の瓦屋根雨漏り、費用を抑えた補修工事をご提案
瓦も歴史を感じさせる風合いがあります。
いずれも雨漏りが始まってから時間が経過しているそうで、下地への影響も調査する必要がありそうです。
室内側の補修工事を行う場合は、外部の雨漏りが完全に止まってからでないと行えません。
雨漏りは原因の判明が難しい場合があり、補修工事が複数回にわたってしまうこともあるからです。
場所的にも雨漏りしていた天井部分とほぼ合致するので、こちらは補修工事の対象箇所となりますね。
壁付近の瓦は今にも崩れそうになっていました。
風を伴う雨が降れば、吹き込む可能性もありますね。
要は釘やビス・銅線などで固定されていないということです。
これは手抜き工事ではなく、昔ながらの工法である「土葺き工法」なんです。
粘土質の土や藁を土に混ぜて粘り気を出し、接着効果を高めて葺き土として使用していた工法です。土が接着剤の役割を果たしています。
軒先やケラバと呼ばれる屋根の外周にあたる部分は銅線を使用し緊結されていますが、それ以外の箇所は緊結されていないことがほとんどです。
ですので長い時間をかけて軒先側にズレてしまったり、接着効果が弱まり強風などで捲れ上がってしまうことがあります。
ずれた瓦を整え、欠落した瓦は土台から直し、漆喰を詰め増しします。
雨漏りをしているので本来であれば「葺き替え」がおすすめなのですが、お客様のご要望をお聞きし今後のお住まいの利用計画を考えた上で、今回は部分補修が最適との判断となりました。
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