前回の記事では、豊橋市で行った薄型スレート屋根の現地調査についてご紹介しました。
今回のお宅では、1階屋根と2階屋根をそれぞれ確認し、屋根材の浮き上がりや30箇所以上のヒビ割れなど、複数の劣化症状が見つかりました。
屋根の状態を確認したうえで、今回は2階屋根のメンテナンス方法としてカバー工法をご提案しました。
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今回調査したお宅の薄型スレート屋根では、屋根材の浮き上がりが2箇所、さらに30箇所以上のヒビ割れが確認されました。
これだけ複数の箇所に劣化が見られる場合、見つかった部分だけを補修するのではなく、屋根全体の今後のメンテナンスについて考える必要があります。
もちろん、ヒビ割れがあるからといって、必ず大規模な屋根工事が必要になるわけではありません。
今回も、確認された劣化だけを見るのではなく、屋根全体の条件を踏まえてメンテナンス方法を検討しました。
その結果、2階屋根についてはカバー工法で対応可能と判断しご提案しました。
カバー工法とは、既存の屋根材を基本的に撤去せず、その上から新しい屋根材を施工する方法です。
既存屋根を活かしながら新しい屋根で覆うため、屋根全体をメンテナンスしたい場合の選択肢の一つとなります。
今回の2階屋根については、カバー工法を施工できる条件が整っていたため、この方法をご提案しました。
既存屋根の状態や建物の条件を確認したうえで、適した方法を選ぶことが大切です。
カバー工法の大きな特徴は、既存の屋根材を撤去する工程を抑えながら、新しい屋根材を施工できることです。
葺き替え工事では既存屋根材を撤去する必要がありますが、カバー工法では現在の屋根を下地として活用し、その上に新しい屋根を施工します。
一方で、どのような屋根にも施工できるわけではありません。
既存屋根の劣化が著しい場合や、下地に問題がある場合などには、カバー工法ではなく葺き替えなど別の方法が適していることもあります。
「カバー工法のほうが良い」と最初から決めるのではなく、実際の屋根を確認して施工できる状態か判断することが重要です。
今回の工事方法を検討する際には、屋根の勾配も重要なポイントになりました。
特に金属屋根材を使用するカバー工法では、屋根材ごとに施工可能な勾配などの条件があります。
そのため、「薄型スレートだからカバー工法」「劣化しているから葺き替え」という単純な判断ではなく、現在の屋根に実際に施工できるかどうかを確認することが必要です。
今回の2階屋根については勾配などの条件を確認した結果、”カバー工法”で対応可能と判断しました。
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今回の豊橋市のお宅では、1階屋根と2階屋根の両方を調査しました。
それぞれの屋根について状態や勾配などを確認し、施工できる方法を判断する必要があります。
今回は同じ住宅の薄型スレート屋根であっても、1階屋根はカバー工法・2階屋根は葺き替え工法と屋根の状況によって適した工事方法が異なります。
屋根リフォームでは「家全体をまとめて同じ工事にする」という考え方だけではなく、屋根ごとの条件に合わせて施工方法を選択することが大切です。
工事費用や工事方法だけを先に考えるのではなく、まず現在の屋根がどのような状態なのかを把握することが大切です。
現地調査によって屋根材の状態や勾配などを確認し、その結果をもとに適切なメンテナンス方法を検討することで、必要な工事を判断しやすくなります。
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