■現場の状況とスレート屋根の劣化

現場の屋根は赤色の大波と呼ばれる波形スレート。
写真の通り、表面の塗膜が広い範囲で剥がれ、黒カビ・コケの繁殖が目立つ状態でした。
スレートは防水性が塗膜に依存するため、塗膜が失われると雨水を吸い込み、割れ・欠けが加速してしまいます。

また、固定している金具も経年により緩みやサビが出ており、このままでは強風時にスレートが持ち上がるリスクも高まります。

■外壁の調査ポイント

工場の外壁は小波スレートでしたが、留め具にサビの発生も確認され、放置すると腐食が進み破損につながる恐れがあります。

外壁は屋根以上に人目に触れる部分でもあるため、美観と耐久性の両面から定期的な点検が欠かせません。

■今行うべき適切なメンテナンスとは？

工場という用途上、稼働を止めずに施工できるメンテナンスが望まれます。今回の状況に最適な方法は次の通りです。

① スレート屋根の高圧洗浄＋塗装
カビ・コケを除去した上で、専用下塗り材と耐候性の高い塗料で塗装することで防水性を回復。飛散防止ネットを使うことで工場の操業に支障なく工事ができます。

② 固定金具の増し締め・交換
緩んだ金具は雨漏りやスレートの破損につながるため、調査時に確認した箇所は交換を推奨します。

③ 外壁のサビ補修＋塗装
サビをケレン処理（削り落とし）して防錆プライマーを塗布し、上塗りすることで耐久性が大きく向上します。

今回は劣化の具合を軽いため、これらの塗装メンテナンスを行うことで、建物寿命を伸ばし、雨漏り・設備への被害を未然に防ぐことができますよ！

塗装以外のメンテナンス方法は？

■まとめ：工場の外装でお困りなら当店へ！

工場のスレート屋根や外壁の劣化は、放置すると修繕費が大きく膨らむ可能性があります。
「そろそろ手入れした方が良いのか？」
「どんな工事が必要なのか知りたい」
そんな疑問があれば、まずは点検だけでもお気軽にご相談ください。

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